やる気スイッチ発見ワーク

❑ まずは、講師が自己開示するのがおススメ！

　価値観を探すのは、本人の内面的なことので、人によっては心理的な抵抗が起こります。なので、ハードルを下げるためにも、まず始めに、講師が大切にする価値観を、エピソードを交えて自己開示すると、場が温まってワークの敷居が下がるので、皆さんが参加しやすくなります。

❑ 時折、グループの輪に入り、個々の価値観を受けとめる！

　参加者の進捗具合を観察し、個々の価値観を聴きながら「その価値観イイね。どんな時に、その価値観が大切だと感じるの？」とか、「そうなんだ。その価値観が大切なんだね」と共感し、受けとめてあげると、参加者の自己肯定感が上がるのでおススメです。

❑ その価値観を活かして、どんな行動ができるか一緒に考える！

　仕事や生活で、大事な価値観が活かされていると実感できると、本人の意欲は飛躍的に増大します。なので、その価値観を活かして、どんな行動ができるか、一緒になってアイディアを出し合えると良いですね。

　見つけた価値観は、本人のやる気スイッチです。やる気スイッチを活かして働くことが本人の意欲向上に繋がります。どうすれば、いまの仕事でやる気スイッチを活かせるか、本人と一緒になって考えてあげると、働き甲斐の向上に繋がります。

　価値観は、本人にとって行動の基準となる大切な考え方です。その価値観を日頃から共感・承認してあげることで、本人の自己肯定感が高まりますので、ジャッジしないで、受けとめてあげることが大切です。

　価値観は、歳を重ねるごとに、本人の中で変化すると言われています。例えば「健康」。バイタリティに溢れている若い時は「健康」の優先順位は低いかもしれませんが、ある程度歳を重ねてくると「健康」の重要度が上がってきますよね。なので、定期的に価値観の棚卸しをすることも大切です。