〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクウェア1095
WHYの質問は、気をつけないと相手を責める言い方になります!WHYをWHATに変えることで、相手の行動を引き出せることを理解します。
ワークの目的 | WHYではなくWHATの視点を持つ |
対象者 | どなたでもOK |
時間の目安 | 約10分 |
人数 | 3~4人/グループ |
準備 | ー |
WHY(なぜ?)の質問は、原因追求する時に大切な質問ですが、気をつけないと、相手を思考停止に追い込んでしまい、パワハラになりかねません。
WHYではなく、どのように質問すれば、相手を責めずに新たな行動を引き出せるのか、理解します。
「お近くの人と、3人もしくは4人組のグーループをつくって下さい。」
「左側の3つの質問は、相手を追い詰める詰問の代表的な例です。WHYの質問が悪いわけではないのですが、こうした言われ方をされると、部下は自分が責められたと感じて、自己肯定感が下がりますよね。思考が停止してしまいます。誰しも、こうした体験はされたことがあると思います。場合によっては、メンタルが落ちたり、パワハラにも繋がりますので、注意が必要です。では、どんな風に質問を変えれば、相手を追い詰めないで、相手の変化を引き出すことができるのでしょうか。 3人(4人)で話し合ってください。ヒントは、切口をWHYからWHATに変えてみることです。5分、時間をとります。」
「5分経ちましたので、そこで話し合いを止めて下さい。それでは、代表して〇〇さん、どんな風に質問を変えればいいか、話し合った結果を教えて下さい。」
❑ どうして残念な質問になるのか、振り返ってもらうと良い!
残念な質問は、自分が部下メンバーだった時に、誰もが経験して嫌な思いを味わったことがあると思います。なのに、自分がリーダーや上司になると、なぜか残念な質問をしてしまうことがありますよね。自分が嫌だったことを、どうして部下に対してやってしまうのでしょうか。どんな時に、残念な質問をする傾向があるのか、振り返ってもらうと良いでしょう。
❑ 人は、結果の質や相手の欠点に意識が向かいやすい!
私たちは、気をつけないと「結果の質」に目が向きやすい傾向を持っています。なので、部下メンバーの失敗や出来てないことが気になって仕方ないんですね。すると、無意識に残念な質問をしてしまいます。また、部下の欠点が目に入ると、ついダメ出しをしがちです。なので、相手の欠点が見えた時に、相手に焦点をあてて感情を傷つけたり、相手を追い詰めるのではなく、その結果を生み出した事柄に焦点をあてることが大事なポイントになります。
残念な質問は、YOU(相手)に焦点があたっている。
取り上げた3つの残念な質問は、どれもYOU(相手)に焦点があたっています。
・なぜ、(あなたは)できなかったんだ?
・なぜ、(あなたは)こんな結果になったんだ?
・なぜ、(あなたは)相談に来なかったんだ?
なので、「あなたが悪い」とは直接言っていませんが、「あなたが悪いんでしょ!」というメッセージは、相手に伝わってしまうんですね。すると、相手は責められたと感じて、意欲が下がってしまうわけです。
大事なのは、事柄に焦点をあてること!
ところが、WHYをWHATに変えると、焦点が事柄にあたります。
・何が、できない要因になっているんだろうか?
・これから、何をしていけばいいと思う?
・私に、何か手伝えることはないかい?
事柄に焦点があたると、責められているわけではないので、建設的な話が出来るようになりますよね。ここがポイントです。是非、WHATの切口で部下メンバーと関わるようにしてみて下さい。
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクウェア1095
・竹橋駅より徒歩2分
・神保町駅より徒歩7分
・大手町駅より徒歩8分
・小川町駅より徒歩8分
・JR神田駅より徒歩12分
※近隣にコインパーキングがございます
10:00~17:00
土曜・日曜・祝日