相手に合わせたアプローチ

 コーチングとティーチングの使い分けを理解する!

コーチングはどんな時に使うと部下育成に効果があるのか。部下メンバーの仕事内容に合わせたアプローチの違いを理解します!

 
ワークの目的 コーチングとティーチングのアプローチの違いを理解する
対象者 どなたでもOK
時間の目安 約15分
人数 何人でもOK
準備

ねらいと効果

部下メンバーの成長支援には、ティーチングだけでは限界があり、コーチングも必要であることに気づきます。

2つの関わり方(コーチングとティーチング)について、どう使い分ければいいのか、タイムマネジメントの観点から理解を深めます。

進め方

下のスライドを見せ、アイゼンハワーマトリックスの説明をします。 

「この図は、『アイゼンハワーマトリックス』という、タイムマネジメントに関する考え方です。仕事は、重要度と緊急度の2つの軸で整理すると、ご覧のように大きく4つの種類に分類できますよね。緊急かつ重要な第1領域と、緊急じゃないけど重要な第2領域と、緊急だけど重要ではない第3領域と、どちらでもない第4領域に分けられます。」

「大切なのは、どういう順番で仕事をするかということだと思います。まず、最初にやるのは第1領域。これは、皆さん一緒だと思います。眼前の目標達成や、締切が迫った仕事、クレーム・トラブル対応とか、急ぎの問題解決。こういう仕事って、すぐに手を着けないと大変なことになりますね。」

第1領域の次に、どの領域の仕事をするか問いかけます。 

「問題はその次です。皆さんは、第1領域の次はどの領域の仕事に着手するでしょうか? まあ、第4領域って人はいないと思いますので、第2領域か、第3領域のどちらかだと思いますが、どっちでしょうか。良い悪いではなくて、普段のご自身を振り返ってみると、どっちを先にやっている傾向があるでしょうか?」

一般的には、8割の方が「第3領域」に手を着けると答えます。 

「一般的には、ほとんどの方が、第1の次は、第3に行くんですよね。どうしてかというと、人間の本能だからです。通常、人間は緊急性に引っ張られます。例えば、第2領域の代表的な仕事は、信頼関係を構築する、部下を育成する、キャリアのことを考えてみる、業務改善するっていうことですけど、ほとんどの方が、緊急性に引っ張られて、第2領域が後回しになります。第2領域の仕事は、いますぐ手を着けなくても、短期的には影響が見えませんが、やらないで後回しにすると、いつのまにか緊急性が上がって、取り返しがつかなくなります。これが第2領域の特徴ですね。」

第2領域が大事。そのためには、第3領域の改善が必要。 

「なので、タイムマネジメントとしては、第1領域の次は、第2領域です。でも、そのためには、第3領域の仕事を見直して、新たな時間を捻出する必要がありますね。みんなの知恵を出しあって効率化を図るとか、改善や見直しをして、出来る限り減らす努力が必要です。この第3領域を改善するには、すぐには正解が出ませんから、時間がかかります。上司の経験則や知見では解決できないこともあるでしょうから、ティーチングでは限界があります。なので、そこは上司や他者に親身に関わってもらい、対話を通してじっくりと考え、質問を通してあらたなアイディアを引き出してもらうコーチングが必要になってきます。つまり、第3領域の改善を考えることは、第2領域に仕事になるわけです。」

リーダーの役割は、第1と第2に時間を投資すること。 

「なので、ビジネスパーソンとして求められる時間の使い方は、第1と第2の2つに集中することが大事だといえます。」

第1と第2では、部下へのアプローチが異なる。 

「では、我々リーダーは、部下メンバーに対してどのように関われば良いのでしょうか。じつは、第1と第2ではアプローチの仕方が異なります。緊急かつ重要な第1領域については、通常業務の中で、的確にティーチング・アドバイス・指示命令することが必要です。なぜなら、第1領域の仕事は時間に迫られてますから、すぐに行動しなければいけません。「この問題はどうしたら解決できると思う?」と、時間をかけてコーチングしてる場合じゃないわけです。」

「一方で、第2領域の仕事は、ある程度時間をかけてじっくり取り組まないと、結果に繋がらない業務です。特に、関係を作ったり、部下メンバーの育成や、第3領域の改善策を検討するには時間かかかりますから、コーチングを使って、相手にじっくり考えさせながら、新たな行動を引き出していく関わりが効果的です。ティーチングとコーチングでは、扱う領域が違うということですね。」

ワークの効果を最大化するコツ

❑ 自身の業務を、アイゼンハワーマトリックスにあてはめて棚卸しすると、さらに理解が深まる

 時間に余裕があれば、5分ほど使って、自分の業務タスクを洗い出し、アイゼンハワーマトリックスにあてはめてもらうと、現状の業務傾向が把握できます。そして、大事なのは、どの領域に時間を使っているか、時間の使い方のクセを知ることですので、第1領域の次は第3領域に行っていないか、第2領域を音回しにしていないか、必ず振り返ってもらってください。また、棚卸の結果を、他メンバーと分かち合うのも、気づきが生まれるのでおススメです。

❑ ティーチングは悪いことではない!

 コーチングを学ぶと、「ティーチングは悪者なのか」と勘違いされる方がまれにいらっしゃいますので、注意が必要です。部下メンバーの成長支援には、ティーチングも必要です。ただ、万能ではないということですね。ティーチングとコーチングでは、扱う領域が違うということを理解して頂くことが大切です。

学びと活用のポイント

ティーチングとコーチングの違いを理解する!

 ティーチングは、知らないことを、教えてあげることですね。そうすると、相手は、自分にない知識を得ることができますね。なので、知識や経験値の低い部下に対しては、効果のある関わり方です。ただし、ティーチングばかりに偏ってしまうと「上司から言われたことしかできません」といった受身・指示待ちの部下をつくってしまうので、注意が必要です。また、業務の緊急度が高い時は、時間に追われているので、的確なティーチングや指示命令が必要です。

一方で、コーチングは、ティーチングと逆の関わり方です。教えるのではなく、相手から引き出すというスタンスですね。相手は100点満点取れるはずだという前提に立って、相手に寄り添って話を聴いて、質問することで、本人に考えさせます。アドバイスするのではなく、質問することで、本人に頭を整理してもらったり、気づきを引き出すのがコーチングです。コーチングで引き出された気づきやアイディアは、本人が自分で考えたことなので、すぐにやりたくなるんですね。意欲が湧くので、主体的な行動に繋がります。コーチングは、育成や業務改善等、緊急度が低い第2領域のテーマで効果を発揮するのが特徴です。

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